岡山県美作市の湯郷温泉をPRするキャラクター、温泉むすめ「湯郷美彩(みさ)」を壁紙やふすまにあしらったコンセプトルームが同所の旅館・ゆのごう館にお目見えし、全国からマニアらが宿泊に訪れている。
美作三湯の3姉妹の1人で、特別観光大使という設定の美少女キャラを集客アップにつなげようと、4人まで宿泊可能な準特別室を改装。2022年12月18日から利用を開始した。
壁には同所の山の雲海を背景にした笑顔の美彩が全面に張られ、和室のふすまには大谷川のホタルを背景に同温泉ゆかりのシラサギの着ぐるみ姿などが描かれている。さらに同旅館と同じ浴衣、はんてんを着た美彩のパネルも設置。
安廣清二総支配人は「温泉むすめを壁紙やふすまに採用したのは国内初で、すでに県内、東京、北海道からもファンの利用があり『予想以上の演出に満足した』と好評」とPR。
利用は宿泊(1泊2食)のみで料金は、平日1人2万5500円〜4人各2万1100円(休日前はプラス3300円)。
温泉むすめは2016年に始まった民間企業によるプロジェクト。日本各地や台湾の温泉地で123人(2022年10月末現在)がキャラクター化され、ファンが増えるにつれ盛り上がりを見せているという。
問い合わせは、ゆのごう館(☎0868-72-1126)。
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