モラロジー道徳教育財団の第49回「生涯学習セミナー心新たに生きる」(津山モラロジー事務所主催)が、リージョンセンター=岡山県津山市大田=を会場に16、17日の日程で始まり、参加者はより良い人生や社会の実現のため、指針となる道徳について学んでいる。
同財団は倫理道徳の研究と総合人間学、道徳科学に基づく社会教育活動を推進しており、セミナーはコロナ禍を経て約4年ぶりに開催。生涯学習講師・荻野恵子さんと辻博雄さんが2日間の日程で講義を行う。
初日は約130人が参加。第1講で荻野さんが登壇し、「品性の向上と最高道徳」ついて話した。初めに、「人生を良い方向へと導くのは心づかいにある」と強調。「思いやりを持って接すれば相手とも良好な人間関係を築くことができる。習慣づけると品性や人柄となって現れる」と説いた。
その上で「品性は自分の知識や技術、財産を正しく生かすために必要。高めていくことで信頼される人間へと成長する。人を思いやる心を育てて行動に移し、つちかっていこう」と呼びかけた。
17日は「感謝の心で生きる」をテーマに語られる。