耳の日(3日)に合わせ、「手話パネル展示」(津山市生涯福祉課主催)が山北の市役所1階市民ホール(岡山県津山市)で開かれている。ろう者らとのコミュニケーションの取り方などを説明した掲示物に来庁者が関心を寄せている。7日まで。
市では2020年3月に「言語としての手話の理解の促進及び手話等の普及に関する条例」を制定し、市民に対して、聴覚障害者たちとの意思疎通がとれるように理解を呼びかけている。
会場には、簡単な手話の仕方のほか、市内で実施している奉仕員や通訳者(要約筆記奉仕員)養成講座、サークル活動などを紹介したのを掲示している。
掲示板を見ていた高野本郷の田村延裕さん(65)は「耳が聞こえない人たちの気持ちや当事者としての貴重な意見に耳を傾けたいと思う。将来的には英語を学ぶのと同じく、手話も学べるようになれば」と話した。
また、8日から31日まで新魚町の市立図書館でも実施。関連した本を集めたコーナーも設置する。
ろう者らとのコミュニケーションの取り方などを説明した掲示物 耳の日(3日)に合わせ、「手話パネル展示」/ 岡山県津山市
- 2023年3月7日
- 行政・公共