アジア各国と日本で建築を学ぶ学生たちが参加する「アジア建築学生ワークショップ2025津山・真庭・奈義」の開催にあたり、参加者一同が13日、岡山県津山市山北の津山市役所を表敬訪問した。
日本建築設計学会が主催し、台湾、韓国、ベトナム、バングラデシュの4カ国・地域から7人、日本の学生を含めた計12人が参加。
8日から16日までの9日間、津山市城東地区の「大曲」を拠点に倉庫を改修して地域交流空間を設計・制作。真庭市や奈義町での建築見学も行いながら、国や文化の垣根を越えて学び合い、まちづくりの現場で建築の新たな可能性を探っている。15日には成果発表会も予定されており、これまでの取り組みを地域に向けて披露する。
学生代表の須川陽斗さん(22)=近畿大学建築学部4年=は「歴史文化が豊かな城東のまちで制作できることがうれしい。市民の皆さんに喜んでもらえる作品を形にしたい」と抱負を語った。長尾俊彦副市長は「世界各国から集った皆さんが、それぞれの文化を学び合いながら、津山の魅力も楽しんでほしい」と歓迎の意を表した。
