「図書館活用講座」(市立図書館主催)が6日、新魚町のアルネ津山4階・地域交流センターで開かれた。「ひととまちが本でつながる」をテーマに、県北の学校司書ら13人が、地域ボランティアと図書館などによる協同の取り組みについて学んだ。
新型コロナウイルス感染予防対策としてリモートで講義を行った。講師の江幡千代子さんは横浜市の図書館で読書推進ボランティア団体を立ち上げ、行政と図書館と連携して活動。クラウドファンディングで資金を集めてブックカフェを開いたことで知られている。
子どもの読書環境を充実させるために読み聞かせや交流会といったイベントを開催、地域の小中学校に学校司書を配置するように呼びかけるなど、さまざまな取り組みを紹介した。
本が好きだった孫の死をきっかけに始めたブックカフェについては「居心地のいい空間で心に残る本に出会ってほしい。訪れた人との出会いを楽しみながら続けていきたい」となど語った。参加者は講義後に質問するなど熱心に聞いていた。
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リモートの講義を聞く参加者