地域観光人材のインバウンド対応能力強化研修(津山市観光協会主催)が15日、山下の津山観光センターで開かれ、宿泊業者や関連団体の18人が外国人観光客とのコミュニケーションの心得や手法について学んだ。
観光庁が推進する事業の一環で、市と周辺からホテルの接客担当者、ボランティアガイド、体験プログラムを実施している団体のメンバーらが参加。
講師の小柳利枝県庁登録通訳案内士らが、世界的に人気の日本にはコロナ禍収束後に外国人観光客が再び押し寄せると前置きし、接遇時のポイントとして「笑顔とオーバージェスチャーでゆっくり、丁寧に対応することで安心感を与えられる。アイコンタクトも大切。地域の魅力を知り、情熱を持ってアピールすれば英語が不正確でも必ず魅力が伝わる」とアドバイスした。
ツールでは、指差しで日本での生活マナーやルールを教えるために便利な多言語表示の「コミュニケーションシート」、スマホやタブレットで使えるAIによる自動翻訳アプリの使い方について説明。参加者も実践した後、接客業でよく使われる英会話もレッスンしていた。
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インバウンド対応で自動翻訳アプリの活用について聞く参加者
インバウンド対応能力強化研修
- 2021年2月16日
- 経済・産業