エコロジーへ理解 「リサイクルフェア」 生活に3Rの意識を/岡山・津山市

経済・産業 抽選に申し込むリユース品を品定めする来場者=岡山県津山市で
抽選に申し込むリユース品を品定めする来場者=岡山県津山市で
         

 「リサイクルフェア2025」(津山圏域資源循環施設組合など主催)が1日、岡山県津山市領家の津山圏域クリーンセンターリサイクルプラザで開かれ、来場者たちは廃棄物や不用品を活用した体験や抽選会を楽しみながらエコロジーに対する理解を深めた。

 持続可能な資源を大切にして生活の中に3R(ごみの削減、再使用、再生利用)を取り入れるように意識付けを図ろうと、2016年の施設オープン以降、毎年開催しているイベント。今年で8回目を迎える。

 リユース品が当選する抽選会場では、施設内の修理工房に持ち込まれた家具や子ども用自転車、家電、ゲーム機など約80点が並び、お目当ての品を応募しようと大勢の人たちが訪れ、じっくりと品定め。野外では自転車型の人力発電機の体験があり、強いエネルギーを作ろうと力いっぱいペダルをこぐ子どもたちの姿も見られた。

自転車型の人力発電機のペダルをこぐ子ども
自転車型の人力発電機のペダルをこぐ子ども

 このほか、電気自動車の展示、チラシや紙製のひも、段ボールなどの廃材を活用して時計や小物をつくる「エコなものづくり体験」コーナーや施設内見学も好評だった。

 リサイクルプラザ内のリサイクルショップをよく利用するという鏡野町寺元の小倉淳子さん(81)は「以前の持ち主が丁寧に扱われていたと思われる良品がそろっており、快く使うことができる点が良い。不用として手放した物も自身にとっては必需品になることもあり、大変助かっている。抽選に当たった品は大切に活用させていただきたい」と話していた。

廃材を活用した小物を作る子ども
廃材を活用した小物を作る子ども


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