足踏みオルガンで奏でる音楽を鑑賞する「クリスマスコンサート」が22日、岡山県津山市田町のまちの駅城西浪漫館で開かれた。大正時代末期から昭和初期にかけて製造されたとみられるアンティークオルガンの音色とソプラノの歌声に市民ら31人が聴き入った。
4年前から続く季節に合わせた恒例のコンサートで、オルガニストの森田香奈子さんと、童謡ひろば~うたわらべ~代表の大島良子さんが出演し、「アヴェ・マリア」「み使いうたいて」といったクリスマスキャロルを披露。
時には荘厳に、時には柔らかく多彩な表現をみせる足踏みオルガンの旋律に合わせて、高く伸びやかな美声が会場に響き渡り、会場を盛り上げた。さらに来場者も一緒に「きよしこの夜」などを斉唱し、楽しい時間を過ごした。
祖母に誘われて来たという津山東小学校5年生の白石紅葉さん(10)は「ピアノと違った美しい音色で気に入った。高音の歌声もきれいですごかった。自分もオルガンを弾き、歌えるようになれたらいいな」と話していた。