オルゴールの音色と歴史 「本物の鳥の声を聞いているよう」 癒しの時間に/岡山・津山市

芸術 コレクションの解説をする川上代表=岡山県津山市で
コレクションの解説をする川上代表=岡山県津山市で
         

 市民や団体が特技や学識を生かして企画する生涯学習人材バンク活用講座「つやまニア」が、岡山県津山市大谷の中央公民館で開かれた。「ようこそ!オルゴールの世界へ」と題した第2回目は、参加者20人が美しい響きに耳を傾け、知識を深めた。

 一宮の津山オルゴールサークル「モーツァルト」の川上正人代表が講師を務め、楽譜の代わりとなる筒(ドラム)を使った「シリンダーオルゴール」や金属製の円盤を取り付けて作動させる「ディスクオルゴール」など、集めたコレクションの中から15点を披露。その歴史や扱い方などを解説した。

 200年以上前にスイスの時計作り職人によって開発された「シンギングバード」は、ぜんまいを巻くと本物さながらに作られた小鳥の人形がさえずりながら動く、趣向を凝らした一品。その様子を見た参加者は「すごい」「精工にできていて本物の鳥の声を聞いているようだ」と見入っていた。

 この後も、さまざまな種類のオルゴールに触れ、音色を楽しんだ。近長の鳥越友紀さん(50)は「とても心が癒される時間だった。これだけたくさんの品々は初めて見た。とても興味深くて魅力にはまってしまった」と笑顔で話していた。

本物さながらに作られたシンギングバード
本物さながらに作られたシンギングバード


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