オルゴール収集家の川上正人さん(64)=一宮=が主宰する「津山オルゴールサークルモーツァルト」の演奏会が18日、田町の城西浪漫館で開かれ、来場した15人がアンティーク品などの優しい音色を堪能した。
片手サイズの小さなものから両手で抱えるほどの大きなものまで、木箱やガラスケースに納められた14台が並んだ。中には、約120年前にスイスで製造されたコレクションもあった。来場者は、シリンダー式やディスク式についての解説を聞きながら、「カノン」「ジュピター」といった曲に目をつむって聞き入っていた。
高校教諭の奥埜貴之さん(55)=総社=は「オルゴールはケースに入った見た目も美しい。豊かな音に心が洗われるようだった」と話した。
川上さんは21年前から収集しており、オルゴールの魅力を知ってもらおうと、昨年1月に愛好家グループを立ち上げた。
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川上さんのオルゴールの音色に聞き入る来場者
オルゴール演奏会
- 2021年7月20日
- イベント