岡山県久米郡美咲町の旭学園で4日、リモートで南オーストラリア州南東部マウントガンビアにあるヨール小学校との国際交流が行われ、5、6年生21人がモニター越しに海外の同級生たちと会話を楽しみ、異文化への理解を深めた。
2020年度に町から英語特区の指定を受けて以降、旭地域では外国語教育の充実を図っている。オーストラリアのコーディネーターの協力のもと、両校の交流が始まり、今年で3年目。子どもたちに身に付けたスキルを生かして意思疎通ができる楽しさを感じてもらい、さらなる学習意欲を高めてもらうことを狙いにしている。
この日、ヨール小は5、6年25人が参加し、イラストや文字を書いた画用紙を見せながら日本語であいさつ。対する旭学園の子どもたちは英語を駆使して自己紹介をした後、「学校で好きな授業は?」「海外で行ってみたい場所は?」などと質問。「芸術や英語の授業が得意」「私が行きたいのは日本」といった答えが返ってきた。
このほか、ヨール小側からの日本語での質問にも丁寧に受け応えていた。5年生・土山史織さん(10)は「英語の発音が難しく頑張って練習した。緊張しながら話したけど、相手に伝わってうれしい。もっといろんな国の人たちと会話できるようになりたい」と話していた。
同じく今年秋にも、交流が行われる予定。