知的障害のある人のオープンカレッジ「きんちゃい みまさかれっじ」が22日、美作大学(北園町)で開かれ、受講生3人がSDGs(持続可能な開発目標)などを学んだ。
岡山市SDGs・ESD推進課の岩田裕久課長が講師を務めた。SDGsについて岩田課長は「2015年の国連サミットで全会一致で決まった国際目標。経済・社会・環境にわたる幅広い課題の解決を目指し、2030年を期限とする17の目標がある。先進国も途上国も全ての国が協力して解決していく」と説明。▽貧困をなくそう▽飢餓をゼロに▽全ての人に健康と福祉を―などの目標を紹介し、「個人でできる取り組みはたくさんある。自ら学び、行動に移すことが大事」と呼びかけた。
受講生たちは手話や学生のサポートを受けながら、熱心に学んだ。高山あいこさん(33)は「自ら進んで行動し、他の人にも話していくことが大事だと思った」と話していた。
引き続き、津山署員による「防犯学」があった。
みまさかれっじは同大社会福祉学科の薬師寺研究室の学生が2015年度から開いている。この日は、交流のある島根大学人間科学部の生徒たちも訪れ、取り組みを見学した。次回は11月12日に開かれる。
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知的障害のある人たちを対象にしたみまさかれっじ