「オールドマイセンの世界展」が23、24の両日、椿高下の呉服店・ちんがらやで開かれ、時を超えて輝きを放つ■技と美■が訪れる人たちを魅了している。
オールドマイセンは、1720年から1945年の間にドイツ・マイセン地方の王侯貴族のために制作された磁器で、その美術的価値は世界的に認められている。昨年創業100周年を迎えた同店が、地域に良質な文化体験を提供しようと企画した。
優雅な飾り皿や花瓶、ティーカップとソーサー、ケーキ皿など約40点を展示。1450度の高温で焼き上げた輝く白い質感が特色で、金で豪華絢爛(けんらん)に彩ったり、卓越した技法で花や果物などを繊細に描いたりしている。中には300年前のロイヤルマークが入った貴重な品もある。
同店では「美術館のないこの地域で世界レベルの美術品を間近で見ることのできる特別な機会。一人でも多くの人に本物の魅力にふれてもらいたい」と話している。入場無料。希望があれば販売も行う。
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輝きを放つオールドマイセンの飾り皿など