ガイドマップ完成”おかやま☆遺跡探訪 津山市西部と鏡野町周辺”

行政・公共 おかやま☆遺跡探訪 津山市西部と鏡野町周辺
おかやま☆遺跡探訪 津山市西部と鏡野町周辺
         

 県古代吉備文化財センター(岡山市)は、ガイドマップ「おかやま☆遺跡探訪 津山市西部と鏡野町周辺」を作った。旧石器時代から近世までの61カ所を紹介しており、希望者に配布、郵送している。
 A2判両面カラー、折りたたみのポケットサイズで、発掘調査時の遺構や現状の写真、出土物、測量図とともにそれぞれの概略説明を掲載。
 津山市西部では、4世紀後半の前方後円墳で最大80㍍の「美和山古墳群(国史跡)」、鎌倉〜室町時代の美作国守護所とされる「院庄館跡(同)」、県北有数の規模を誇る戦国時代の山城「岩屋城跡(県史跡)」など。鏡野町では、江戸時代の津山藩営鉄山「鍛冶屋谷たたら遺跡(同)」、湧別技法で作られた細石刃が出土した旧石器時代の「恩原遺跡群(同)」、三ヶ上山頂(標高1062㍍)に安置された役行者と不動明王の石像(1573〜76年銘)などで、▽駐車場が整備され見学しやすい▽発掘調査したが開発事業で消滅して見学不可―といった現状が色分けで分かるようにしている。マップには各遺跡の位置やアクセスのほか、吉井川や香々美川流域などに形成された地域の変遷にもふれている。
 1万部を印刷。直接配布、郵送(送料自己負担)のほか、県内の主要図書館や公民館、同センターのホームページでも閲覧できる。
 同センターでは「マップを手に現地を訪ね、いにしえの生活や地域の姿に思いをはせ、遺跡を身近に感じてほしい」としている。
 問い合わせは、県古代吉備文化財センター(☎086―293―3211)。


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