聴覚に障害がある人たちが出場する国際スポーツ大会第25回「夏季デフリンピック競技大会東京2025(東京2025デフリンピック)」(11月15~26日、東京都)のPRで全国を巡回しているキャラバンカーが26日、岡山県美作市に到着した。県内各所を巡り、31日に香川県に入る。
キャラバンカーの到着に合わせて同市美来の市役所では、啓発活動を行う県聴覚障害者福祉協会美作支部の池上誠代表理事(62)=鏡野町円宗寺=と美作ろうあ協会の山本修さん(77)=美咲町西川=ら両協会会員が萩原誠司市長を表敬訪問。

池上代表理事は手話を用いて協力してくれたことに感謝の気持ちを述べ、「今年開催100周年を迎え、日本で初開催となるデフリンピックだが、いまだ地名度が低い。周知してもらえるように啓発活動を進めていく」と意気込みを伝えた。萩原市長は「全国各地にいる関係者は開催をとても喜んでいると思う。ろうあの方々の社会参加が拡大するきっかけになってほしいと願っている」と激励した。
この後、萩原市長らは同市役所1階で開かれている同大会の紹介パネルや入賞メダルの試作品、陸上、バスケットボール、サッカーなど開催21競技に関連した漫画のイラスト、キャラバンカーなどの展示を見学した。
同大会では県内から陸上、サッカー競技で選手計3人、ボウリング競技で監督1人が出場する。キャラバンカーは27日に真庭市に入った後、28日に津山市に到着する。
