通信制高校・クラーク記念国際高校の連携施設・希望高等学園津山校(大手町)の生徒と津山市の美術家・築山弘毅さん(37)のトーク会が4日、川崎の津山東公民館で開かれ、生徒6人が将来への不安や悩みなどを話し、アドバイスを受けた。
築山さんは市内にアトリエを構え、抽象画を制作している。2019年に若手の美術家育成を支援する「I氏賞」で大賞を受賞するなど意欲的に活動している。
自身が高校生のころに本格的に絵を学ぼうと決め、絵画教室に通い始めた話やドイツのシュトゥットガルド美術アカデミーに留学した時の経験などに触れ、「上手くいかなくても、環境を変えてみると良い方向に変わっていく。やりたいことを続ける一方で、常にチャレンジする意識を持ってほしい。目標を達成すると自信になる」とエールを送った。生徒たちは仕事と夢の両立し方や美術家として必要な技術といった質問を熱心にしていた。
美術大学に合格した有富千尋さん(22)は「入学後、上手くやれるか不安だけど良いアドバイスをもらった。悩まずに楽しく絵を描いて、将来は公募展などで賞がとれるように実力をつけたい」と話した。
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築山さんの話に耳を傾ける高校生たち
クラーク高校津山校築山さんとトーク
- 2021年3月17日
- 教育・保育・学校