県は11日、これまで公表済みの新型コロナウイルス患者1人からオミクロン株の派生型で、より感染力が強いとされる変異ウイルス「BA・2」が確認されたと発表した。県内での同型確認は初。市中感染の可能性が高いという。
県によると、県環境保健センターのゲノム解析で判明し、感染者の発症時期は2月下旬。2週間前まで海外渡航歴や県外への移動歴はなく、軽症で自宅療養後、現在は通常の生活に戻っている。年代性別、居住市町村も非公表。
県新型コロナウイルス感染症対策本部では「家庭内で感染したとみられ、先に感染が分かった同居家族もBA・2の感染者とみられるが、いずれも県外への移動歴はない。県内で市中感染が起きているとみられる」としている。
コロナ「BA・2」県内初確認
- 2022年3月12日
- 医療・福祉