伊原木隆太県知事は7日、臨時会見を開き、県内の新型コロナウイルス感染拡大の切迫度について4段階中最も高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」への移行が目前に迫っているとの認識を示し、新型コロナ特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を求めて国と協議に入ったことを明らかにした。対象地域や期間は検討中。直近1週間(29〜5月5日)の感染確認数は631人と前週より約200人増え、病床使用率は16・5㌽増の70・1%とステージ4の指標(50%以上)を大きく超えた。
総体的な切迫度は4段階中2番目に高いステージ3(感染急増)に据え置いたが、政府の対策分科会の指標6項目のうち3項目がステージ4に該当。
直近1週間で、人口10万人当たりの新規感染確認数は33・38人(前週22・91人)でステージ4の指標(25人以上)を上回り、人口10万人当たりの全療養者(入院者、自宅・宿泊療養者)数も45・6人(前週30・47人)とステージ4の指標(30人以上)を超えている。病床のうち、重症者用病床の使用率は11・7㌽増の46・5%とステージ4の指標(50%以上)に迫り、PCR検査の陽性率も2・4㌽増の9・4%とステージ4指標(10%以上)に肉迫。
伊原木知事は「これ以上の感染拡大は何としてもくい止めねばならない。県民の皆さんには、一刻も早く感染の広がりを抑制するための行動変容を徹底していただくよう改めて強くお願いする」と述べた。
コロナで知事会見
- 2021年5月8日
- 医療・福祉