美作地域の企業で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が確認されたのを受け、津山市は2日から、市内の会社を訪問して感染予防の徹底を呼び掛けている。
全9工業団地に加え、従業員20人以上の事業所を訪れる予定。マスク着用や三密回避といった「新しい生活様式」をはじめ、飲食や休憩、喫煙、車での移動など、感染リスクが高まる場面を紹介したチラシ、啓発用ポスターなどを配る。
津山産業・流通センターの津山卸センター協同組合(戸島)には加盟社の約20人が集まり、チラシを見ながら職員から注意点を聞いた。誠商社の竹内茂樹さん(47)は「市内で増えている現状は怖い。会社を挙げて感染防止に努めなければならないと改めて感じた」と話した。
美作地域では10月中旬から、新型コロナウイルスの陽性判明が相次いでいる。市と隣接する勝央町の事業所では、県内最大となる26人のクラスターが確認された。
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市職員から感染予防の注意点を聞く企業の社員
コロナウイルス、感染予防の徹底を呼び掛け
- 2020年11月4日
- 医療・福祉