岡山県津山市の津山信用金庫本店で21、22の両日、第9回「つしんこどもマネースクール」が開かれ、美作地域の小学生計28人が講義を受けたり、施設内を見学したりしてお金に関する知識を深めた。
22日は、津山市や美咲、勝央町から15人が参加。信金職員が講師を務め、「お金は物やサービスと交換する役割、物の価値を測る役割があるほか、必要な時に使えるよう、貯めることができる」「自身で保管していると、盗まれたり、なくしたりする心配があるので、かわりに銀行に預ける」といった金融機関の役割のほか、金銭の循環について分かりやすく説明した。
続いて美作大学の児童文化研究部4人がクイズや工作を実施。工作で児童たちは信金職員や学生に手伝ってもらいながら、ペットボトルの貯金箱の制作に挑戦。カラーペンで色を塗ったり、金色や銀色の折り紙などを張り付けたりして、それぞれ思い思いにデザインした。
鶴山小6年・中田啓太君(11)は「話を聞いてとても勉強になった。大人の人が頑張って仕事して受け取ったお金から、おこづかいやお年玉をもらっている。大切にしていきたい」と話した。
この後、金庫内の探検やサプライズとして実物の札束1億円を持ち上げるといった体験も行った。