ザ・シロヤマテラス津山別邸 運営会社新体制へ

経済・産業 ザ・シロヤマテラス津山別邸 運営会社新体制へ
         

 津山地域の財界でつくるザ・シロヤマテラス津山別邸(山下)の運営会社・新津山国際ホテル(社長・松田欣也津山商工会議所会頭)は17日、経営合理化に向け同ホテルの持株会社・新津山国際ホテルホールディングス(社長・柴田和正日本植生会長)を吸収合併する契約を締結した。8月1日付で新体制となる。
 両社は2014年、観光活性化や中心市街地のにぎわい創出を担うシロヤマテラス建設のため設立。ホテルが完成した19年、新津山国際ホテルが増資のため国の外郭団体・民間都市開発推進機構(東京都)から優先株式2億円の融資を受けたが、地元財界から予想以上に出資金が得られたため20年、同株式を一括で買い取った。この清算によって今月6日、両社取締役会が合併に合意し17日、同ホテルで開かれた両社の定時総会で株主たちの同意を得た。
 定時総会で報告された新津山国際ホテルの第9期(21年3月〜22年2月)の決算によると、HNA(ホテルニューアワジグループ)津山からの家賃などの収入1億152万円、租税や借入金利息などの支出1億1223万円、新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴う休館への6カ月間の家賃減額支援に対する固定資産税減免による効果額が1865万円となり、当期純利益796万円の黒字となった。
 松田社長は「吸収合併によって次期の第10期は、さらなる経営の合理化、効率的なホテル運営に取り組みたい」としている。
 新津山国際ホテルは資本金1000万円。吸収合併によって株主は77人(個人・法人)となる。


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