木工家・米山彰彦さん(41)=岡山県津山市=の作品展「生地のカタチⅡ ヨネモノ」が西今町のカフェ&ギャラリー「Nishi1ma25」で開かれ、むく材による創作家具やユニークなオブジェに来場者が見入っている。7月21日まで。
工房「ヨネモノ」を営んで15年を迎える中、3年ぶりの個展に近作約50点を出展。
創作家具は、木目が美しいクリの座卓やダイニングテーブル、希少な玉杢(もく)が浮かぶタモの飾り棚、妻の香織さん(41)が座を張ったナラの椅子など、実用本位のシンプルなデザインの随所に職人技を感じさせる。コースター、名刺入れといった小物も並ぶ。
一方、オブジェは、様々に交わるパイプ形の造形に遊び心が漂い、円筒状に削り出した塊は木目のつながりが面白い。
米山さんは「素材を生かして細部にもこだわり、使い手になじむ家具を心がけている。オブジェとともに見て、さわってみてほしい」と話している。
7月7日には、カンナで削る一輪挿しのワークショップとお話会(5人限定、午後2時~4時、参加費2500円)もある。
午前11時~午後5時。定休日は月、火、水曜日。
ワークショップの申し込み、問い合わせは、Nishi1ma25(TEL:080ー5907ー1663)。