ジベレリン処理が最盛期/岡山・鏡野町

経済・産業
         

 種なしブドウを生産するために行うジベレリン処理が最盛期を迎え、生産者が緑鮮やかなブドウ棚の下で地道な作業に汗を流している。
 岡山県苫田郡鏡野町井坂の農業生産法人・フルベジファクトリーは、生食用と加工用のピオーネを約130アールで栽培。種なしブドウはジベレリンという植物ホルモンで処理することで作られ、開花後の房を一つひとつ手作業で溶液に浸していく。同社では梅雨入りを控えた7日に作業をスタートさせ、スタッフが房の様子を確認しながら丁寧に取り組んでいる。
 今季は約2万房を目指すといい、収穫は加工用が7月下旬から、主にJAに出荷する生食用は9月初旬から始まる見込みという。
 桜井正人農場長(48)は「台風などの被害がなく、無事に収穫の季節を迎え、岡山特産の味をたくさんの人に楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話している。

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ジベレリン処理に励むフルベジファクトリーのスタッフ


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