スカイツリー展示レプリカ 江戸ー目図屏風 津山市本庁舎1階移設

行政・公共 市役所に移設される「江戸一目図屏風レプリカ」
市役所に移設される「江戸一目図屏風レプリカ」
         

 津山市は2023年1月13日、東京スカイツリーの展望台の模様替えのため展示終了となった「江戸一目図屏風(びょうぶ)レプリカ」が、山北の市役所本庁舎1階(岡山県津山市)に移設されることになり、1月30日にお披露目式典を開くと発表した。
 同屏風は、津山藩のお抱え絵師だった鍬形蕙斎(1764〜1824)が1809(文化6)年に描いた傑作の鳥瞰図で、県重文に指定されている。六曲一隻で、手前に隅田川を配して遠くに富士山を望みながら、江戸の町が細部にわたって描かれている。スカイツリーの建設地決定にあたっても大きく影響したといわれている。
 レプリカ(横4㍍35㌢、高さ2㍍15㌢)は、2012年5月のスカイツリーオープンと同時に設置。鍬形蕙斎の名前とともに、津山市のプロモーションの一端を担ってきた。津山郷土博物館が所蔵している屏風の現物は文化財であるため、年間の公開日数が60日に限定されている。年間を通して市民らに屏風に親しんでもらうため、市はレプリカを譲り受け、1階西側で展示することにした。


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