スキー場開き 今シーズンの安全な運営を祈願 積雪少なく滑走には至らず/岡山・鏡野町

経済・産業 シーズン中の安全を祈願する関係者たち=岡山県鏡野町で
シーズン中の安全を祈願する関係者たち=岡山県鏡野町で
         

 県下最大級の恩原高原スキー場(岡山県苫田郡鏡野町上斎原)で20日、スキー場開きが行われ、関係者は今シーズンの安全な運営を祈願した。この日の積雪量は3センチで滑走可能な量には至らず、営業開始は見送られた。

 指定管理者の上斎原振興公社をはじめ、同町や県スキー連盟などの関係者計23人が出席。神事では上斎原神社の渡邊英紀宮司が祝詞を奏上し、玉ぐしを捧げた。同公社理事長も務める瀬島栄史鏡野町長は「レジャーは楽しめる一方で危険性も伴う。みなさんの安全に向けてさまざまな取り組みを行う。来場者も増えてこの地区が活性化することを願う」とあいさつした。

 神事の後は、恒例の餅や菓子投げが開かれ、来場した家族連れらが歓声を上げて楽しんだ。

 昨年に続いて訪れたという広島県福山市の小学4年生・吉永悠新君(9)は「今日はお菓子をたくさん手に入れることができてうれしかった。スキーができるようになったらまた来たい」。母親のこのみさん(39)は「近くに温泉があり、スキーの後に楽しめるのもこの地域ならではの魅力だと思う。今日は雪景色を見てゆっくりしていきたい」と話していた。

 営業可能な積雪量の目安は50センチ。ゲレンデの整備を行い、安全が確保できたら開始するという。オープン初日はリフトが無料で利用できる。

餅投げ、菓子投げで盛り上がる来場者
餅投げ、菓子投げで盛り上がる来場者


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