岡山県内最大級の恩原高原スキー場=岡山県苫田郡鏡野町=で23日、スキー場開きが行われ、降雪とシーズン中の安全を祈願した。この日は積雪が足りず、営業開始は見送られた。
町や地元などの関係者約30人が出席。神事では神職による祝詞奏上に続き、出席者が玉ぐしをささげた。山崎親男町長は「多くの子どもたちの笑顔でにぎわうことを期待したい」とあいさつした。
この日の積雪は6センチで、滑走可能な目安の50センチには届かず営業開始は延期。神事に続いて恒例の餅投げが行われ、訪れた人たちは歓声を上げて拾い、雪遊びを楽しんだりしていた。
来年2月3日には「氷紋まつり」が開かれる予定。同スキー場は「恵みの雪に期待し、3月中旬まで例年並みの約4万人の来場者を目指したい」としている。