スキー場開きに向け リフト取り付け作業始まる 12月20日オープン予定/岡山・鏡野町

経済・産業 リフトに座席を取り付ける職員たち=岡山県鏡野町で
リフトに座席を取り付ける職員たち=岡山県鏡野町で
         

 岡山県苫田郡鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で5日、リフトの搬器(座席)の取り付け作業が始まり、職員たちがオープンに向けて綿密に準備を進めている。スキー場開きは12月20日の予定。

 この日は同スキー場を運営する上斎原振興社の8人が手分けして取りかかった。3人がかりで重さ約80キロの座席(2人乗り)を1台ずつ持ち上げ、1人がレンチを使ってワイヤにしっかりと固定。同様の作業をパノラマゲレンデにあるリフト3基(延長計1.1キロ)で行い、全部で202台を取り付けた後、制動テストを行う。

 索道技術管理者の小椋将太さん(40)は「命にかかわることなので不備が無いように徹底していく」と話す。

 昨シーズンは雪に恵まれ、12月21日のオープンから79日間営業し、計4万3364人が入場。今年も例年と同じく4万人の来場を目標にしている。釜本博継所長は「今年も雪が降り続き、オープン時から途切れることなく営業が続けられるようにと願う。多くの人にスキーを楽しんでもらいたい」と語った。

 オープン初日はリフトが無料開放される予定で、スキー場開き当日に積雪量が不足し、滑走ができない状態であれば、後日に改める。

約80キロの座席を運ぶ職員たち
約80キロの座席を運ぶ職員たち


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