岡山県津山市役所の1階市民ホールで、「女性に対する暴力をなくす運動」(12〜25日)に合わせ、DV(ドメスティック・バイオレンス)防止を啓発するパネルの展示(同市人権啓発課主催)が始まった。10日まで。
シンボルの「パープルリボン」にちなみ、「ストップ!DV」と描かれた薄紫色ののぼりを立て、DVに値する行為、被害者の心理などを詳しく説明したパネル計7点を掲示。「被害者は男性も女性もいて、夫婦げんかや個人の問題でない」と指摘している。このほか障害福祉課と高齢介護課が、障害者や高齢者への虐待に関する情報を載せたポスターを張っている。
津山市の出口一枝さん(66)は「相談できずに苦しんでいる人がいる状況を思うと胸が痛む。身近な人たちが協力して被害者が助けを求めやすい環境をつくっていけたら」と話していた。
津山市の男女共同参画センター・さん・さん(13〜20日)と津山市立図書館(21〜30日)でも展示を行う。