岡山県内、鳥取、島根県で24店舗を展開するスーパーマーケット・マルイ=本社・津山市=の4代目社長に就任(25日付)した松田和也さん(37)=津山市=。経営のパーパスを関わる全ての人の「幸せを紡ぐ」とし、地域活性化を目指す。
・就任に対する想い。
創業から93年、お客様や取引先様、従業員らマルイに関わっていただいた全てのご縁に感謝しており、身が引き締まる思い。時代の変化の中で、豊かな食が人を幸せにすることは不変的なこと。おいしさの追求や簡便、健康などお客様のニーズに応え、創業100年に向けて、そしてその先も地域に必要とされるスーパーマーケットを目指したい。
・挑戦していきたいこと。
展開中のネットスーパーでは、生鮮食品の配達やエリア拡大などを考えている。働く主婦や買い物に来られない方にも商品を届けられるよう利便性を高め、SNSやネット広告も積極的に活用していく。
一方実店舗は、実際の商品に見て触れて買い物する喜びを感じてもらえるような店づくりや、お客さま同士が交流できる地域コミュニティの場としての機能を果たしていきたい。
・地域貢献活動について
持続可能な社会に向け、環境や食育への取り組みは継続しながら、次世代を担う子どもたちが地域で健やかに育つ支援をしていく。
・地域密着型のスーパーマーケットとして今後の目標は。
島根県では、浜山通り店=出雲市=に続き、黒田店=松江市=がオープン。松江市への出店は先代の念願でもあり、出店に際しては他地域との食文化の違いを知るために現地調査を重ねた。地域性を理解することが知的財産となり、会社の成長やお客さまへの新たな価値の提供にもつながる。今後も新しいお客さまとの出会いを楽しみに、店舗拡大を目指したい。
・津山への想い。
生活のインフラを担う企業としてしっかりとまちを守り、取り組みを通してみなさんと心の豊かさを育んでいきたい。津山は生まれ育った大好きな故郷。愛する人たちがいるこのまちを一緒に盛り上げていきたい。