観光土産品卸・企画のタナベ(宮尾、田邊久人社長)は、観光地用の土産菓子の贈答用パッケージ販売を開始した。コロナ禍により観光需要が著しく落ち込むなか、新たな販路開拓を目指す。
同社では県内・備後地域の各観光地向土産(食品)を常時約300種類扱っている。予算・要望に応じて品物を選び、箱詰めにしてのしを付けて発送する。1セットから注文可能。「コロナ禍により自由に旅行ができないなか、〝岡山〟を感じていただけたら」と田邊社長。
最初に同サービスを利用した山陽ロード工業(下高倉西)は創業55周年事業の贈答品として発注。蒜山ジャージー牛乳の焼き菓子、マスカットピューレ入りスイーツ、津山ホルモンうどん風味ポテトチップ、桃太郎パンケーキなどバラエティ豊かな1セット7000円分の詰め合わせを全国各地の関係業者やOBらに贈る。「コロナ禍のなか、なかなか業者さんに会えない。また岡山に来ていただけたら、そんな思いを込めた」と秋田英次社長。
「土産業界の景気は非常に厳しく、年間の売上は半減した」と話す田邊社長。「原点に戻って多くの人たちに喜んでいただけるサービスを提供していきたい」。
問い合わせは、タナベ(☎573145)。
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土産菓子の贈答用パッケージの一例(約7000円分)
タナベ贈答用パッケージ販売
- 2021年4月1日
- 経済・産業