視覚障害者と健常者が一緒になって健康づくりに取り組む「レインボーメイト津山」(智和譲代表)は、県道路交通法施行細則の一部改正により一般道での走行が認められたタンデム自転車2台を購入した。
自転車はサドルとペダルを前後に備えた2人乗り用。健常者が前部に座りハンドル操作を行うことで、視覚障害者も同乗し、サイクリングなどが楽しめる。岡山県の橋本財団から助成を受けている。
同会のメンバー13人は9日、市の許可を取り、八出の吉井川河川緑地公園で試運転を始めた。「出発するので足をサドルに乗せて」「少しスピードを落として走って」などと、互いにコミュニケーションを取りながら慎重に走行した。今後は公道での使用に向け、月に2回練習を行う予定。
全盲の内田収さん(75)=田町=は「心地よい風を感じ、爽快だった。何事も継続していけばできるようになる。家にこもりがちな視覚障害者が外に出るきっかけになれば」。智和代表は「障害者が思いっきり活躍できる機会をつくりたい。サポートしてくれる人が増えたらうれしい」と話した。
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タンデム自転車で走行するレインボー目依rと
タンデム自転車 試運転
- 2021年10月18日
- 経済・産業