ダウン症児親の会「あひるの会」、書アートに挑戦

医療・福祉 ダウン症児親の会「あひるの会」、書アートに挑戦
         

 岡山県北地域で活動するダウン症児親の会「あひるの会」のメンバーが20日、小原の書家・山下虔華さん(60)に教わりながら書アートに挑戦し、「水」をテーマにした大作を完成させた。来月開かれる山下さん主宰の書道展で展示される。
 大谷の市障害者福祉センター・神南備園に家族約20人が集まり、谷川俊太郎の詩「水の変幻」にある言葉を約5㍍のロール紙に筆で丁寧につづった。子どもたちは山下さんから、「『水は器』と言い、さまざまに変化する」といった話を聞き、水が教えてくれることを学びながら楽しそうに制作。筆をバトンして「したたる」「うるおす」「流れる」といった、ひらがなや漢字を散りばめた力作を仕上げた。今後、紙をカットして滝をイメージした立体作品にするという。
 山下さんは「子どもたちがたくましく成長している様子が感じられた。気持ちのこもった作品ができたと思うので、たくさんの人に見てもらいたい」と話していた。
 作品は9〜12日に津山文化センター(山下)の展示・リハーサル室を会場に開かれる第27回「理波展」(遊之会主催)で、書道教室の作とともに並ぶ。午前11時〜午後6時(最終日4時)。入場無料。


完成した作品を前に、笑顔の子どもたちと山下さん


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