ダウン症児親の会「あひるの会」のメンバーが書アートに挑戦

芸術
         

 ダウン症児親の会「あひるの会」のメンバーが26日、小原の書家・山下虔華さんに教わりながら書アートに挑戦し、「風」をテーマにした大作を、力を合わせて作った。来月、市立文化展示ホールで開かれる山下さん主宰の書道展で展示される。
 大谷の神南備園に11家族が集まり、感染対策をして行った。約15㍍のロール紙が床に広げられ、山下さんが「コロナを吹き飛ばせるように、『風神』という元気な字を書きましょう」と説明。参加者は「神」の9画目の縦棒を、リレー形式で筆を手渡しながら順番に書いた。続いて一人ひとり、墨汁をしみ込ませた布を手に「風」の文字をしたためた。力強く表現したり、小さな子は手伝ってもらったりしながら、味わい深い力作に仕上がった。
 岡部太陽さん(20)=美咲町原田=は「早くコロナがなくなるようにという願いを込めた。みんなで一つの作品を作ることがとてもうれしい」。書アートを毎年指導している山下さんは「みんな集中して取り組み、成長を感じさせてくれた。気持ちを一つにした作品ができ、たくさんの人に見てもらいたい」と話した。
 作品は来月23〜25日、新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれる書道展「理波展」(遊之会主催)に出展。書道教室の作とともに並ぶ。午前10時〜午後6時(最終日4時)。入場無料。


「風」をテーマに、のびのびと字を書く参加者


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