ダンボールクラフトを見て触って作る「ダンボールクラフトアンソロジー」が19日、岡山県津山市大田のグリーンヒルズ津山で開かれた。森の芸術祭FRIENDS PROGRAM参画事業で、子どもたちを対象に、11月までに県北地域で計8回開催する予定。
オペラなどの舞台公演に使われた大道具の展示と、ワークショップを実施。舞台の演出を務めた髙木由紀さん(43)が企画、大道具を担当した笠光生さん(58)が講師を務めた。
この日開かれていた子育て支援マルシェOgamaru.にブースを出した。ワークシップはお面づくりと時計づくりを用意。子どもたちは笠さんから「うまく作ろうと思わないで、楽しんで」などとアドバイスを受けながら、カッターナイフでダンボールを切り、思い思いに色を塗った。ネコのお面づくりに挑戦した真庭市の河内小1年・オースティン・葉月さんは「かわいくできたので満足です」と話していた。
「カッターナイフを使えない子どもがいる。道具を使って何かを加工する感覚を知ってほしい」と笠さん。高木さんは「地域文化活動の裾野を広げたい。自分たちで文化を守り創って育てる楽しみを知ってもらいたい」と述べた。
次回は7月19日、新魚町のアルネ津山4階市立文化展示ホールで開かれる。