ツキノワグマの成獣1頭が30日、岡山県津山市奥津川地内の山林で錯誤捕獲されていたことが分かった。
体長145センチ、体重85キロ、推定10歳以上の雄で、イノシシ・シカ用のくくりわなに掛かっているのを見回りに来た市の鳥獣被害対策実施隊の猟師が発見。現場から集落までの距離が離れ、捕獲歴もなかったため県の保護計画に基づき、タグとICチップを付けて奥山に放獣された。市は勝北支所管内の防災行政無線で周辺住民に注意を喚起。
美作県民局管内で今年これまでに捕獲されたクマは4頭(うち2頭を駆除)、出没10件(30日現在)となっている。