ツキノワグマの成獣1頭が8日午前10時ごろ、岡山県津山市加茂町桑原地内の山林で錯誤捕獲されていたことが分かった。
体長120センチ、体重34キロ、推定7~8歳で、イノシシ・シカ用のくくりわなに掛かっているのを見回りに来た市鳥獣被害対策実施隊が発見。現場から住居まで約500メートル距離が離れ、子連れの親グマであったことから県の保護計画に基づき同日、放獣された。市は加茂支所管内の防災行政無線で夜と早朝の2回、周辺住民に注意を喚起した。
美作県民局管内で今年これまでに捕獲されたクマは5頭(うち2頭を駆除)、出没10件(8日現在)となっている。