ツキノワグマの成獣1頭が12日午前6時半ごろ、岡山県津山市上高倉地内の山林で錯誤捕獲されていたことが分かった。旧市内で見つかったのは今年初めて。
体長140センチ、体重57キロ、推定12歳の雌で、イノシシ・シカ用のくくりわなに掛かっているのを見回りに来た市鳥獣被害対策実施隊が発見。現場から住居まで約400メートル距離が離れていた。県の管理計画に基づき、放獣する。市は防災行政無線とエフエムつやまで朝夕の2回、周辺住民に注意喚起する。
美作県民局管内で今年これまでに捕獲されたクマは7頭(うち3頭を駆除)、出没23件(12日現在)となっている。