テントサウナを活用して地域の魅力を発信しようと、ものづくり企業を中心に結成した岡山県津山市のグループが17日、初の体験イベントを山下の津山城(鶴山公園)で開いた。訪れた人たちは新緑が芽吹く城からの眺めとともに、心と体の”メンテナンス”を楽しんだ。今後も毎月開催していく。
鉄工や木工、建築業者らで立ち上げた国産テントサウナブランド「MIMASAKA
SAUNA」。それぞれの専門分野の知識と技術を生かし、試行錯誤を重ねて完成。簡単な組み立てとトランクに収まるコンパクトな設計で、2人で15分ほどで準備できる優れ物だ。最大6人が入ることができる。
観光客の呼び込みや地域の盛り上げを図ろうと、イベントを企画。晴天の下、三の丸つるまる広場に2基を設置した。訪れた人たちはまきストーブを囲み、談笑しながら汗を流して和やかな時を満喫。参加した市内の会社員男性(38)は「テントサウナは初めて。ロケーションが最高だし、とても気持ちいい」とリフレッシュした様子で話していた。
次回は5月15日、奥津川ラビンの里(奥津川)で開く予定。美容師・瀬島佳子代表らメンバーたちは「地域の豊かな自然やものづくり技術をアピールしながら、交流人口の増加などにつなげていきたい」としている。
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津山城を会場に初めて開かれたテントサウナの体験イベント