ジーンズ製造販売の内田縫製(岡山県津山市、内田政行社長)は8日、津山市横山のJR津山駅北口広場の観光案内所トイレ出入り口に設置するデニム製のれん2枚を津山市に贈った。
既存製品の劣化に伴い、管理・運営する市が官民連携の取り組みとして広告入りのれんの無償提供者を昨年10月に募集。同社が申し出、試作を重ねて製造した。
縦60センチ、横82センチ。落ち着いた濃いインディゴ色で、経年変化で中から赤や黄色、緑といった7色が現れるオリジナル生地「レインボーデニム」を採用している。右下にはオレンジで「UCHIDA HOUSEI」と刺繍を施した。
同所で贈呈式があり、デザインした内田直行さん(31)が「利用者がデニムに親しみを持ってもらえるよう思いを込めた。駅のにぎわいにつながってほしい」と長畑泰都市基盤整備課長に手渡した。
長畑課長は「市の玄関口としてシンボル性を高め、広場の魅力の向上になると期待している」と話している。