米国発祥のニュースポーツ「ピックルボール」の国際交流試合が22日、岡山県津山市の美作大学で開かれ、学生や市民が米国から訪れた選手たちと言葉の壁を越えて親睦を深めた。
ピックルボールは、バドミントンコートと同じ広さのコートで板状のパドルを使い、プラスチック製の穴あきのボールを打ち合うスポーツ。同大では1〜4年の約30人が地域との交流や国際試合出場など活発に活動している。
来訪したのは、ピックルボールを通した国際交流ツアーに参加したハワイ州出身の選手16人で、同大ピックルボール部9人と市民15人との交流試合を行った。参加者は歓声とボールの快音を響かせながら、さわやかな汗を流した。
ツアーコーディネーターのジョン・ムーアさん(30)は「アメリカで有名なこのスポーツを日本でも普及し、交流会などを通してアメリカのレベルに近づけ、日本からもプロ選手を輩出してほしい」。ピックルボール部の藤原智仁(21)さんは「アメリカ人選手は明るい人ばかりで、笑顔でプレーすることの大切さを学んだ。これから技術を磨いてアメリカでの大会にも挑戦してみたい」と話していた。