「猫好きさんが楽しめるマルシェ ねこマル」が22日、岡山県津山市のソシオ一番街で初めて開かれ、愛らしい猫の形をしたオリジナルグッズや菓子を買い求める家族連れや愛猫家らでにぎわった。
子育て世代や子どもたちを支援するNPO法人・CHIGAYA(京町)の山本愛也理事長(38)と手作りの首輪を販売するUーwa・竹内智子店長(37)=川崎=でつくる実行委が、地域活性化と動物愛護の啓発につなげようと実施。「人と動物が幸せに暮らせる社会」を目指して動物保護に取り組む愛護団体・i&goをはじめ、同じくネコが好きで賛同した計27店舗が店舗を構えた。
各店には見た目にも創意工夫を施したおいしそうな和菓子やかわいらしいアクセサリー、小物などがずらり。焼き菓子やうどん、綿あめ、ネコのえさや首輪などを販売する店もあり、訪れた人たちはお目当ての品を購入し、時には店員たちとの会話を楽しんでいた。売り上げの一部はi&goに寄付するという。

このほか保護猫譲渡会も行われた。同イベントの情報を聞いて両親と来津した岡山市の小学1年生・吉川夏音さん(7)は「ネコが好きだから、お菓子を買ってもらえてうれしい。みんなが生き物も大切にする心を持ち、捨てられるネコやほかの動物が減るといいな」と話していた。
津山市内でも野良猫がたくさんいて空き家などに住み着いているという現状を語る竹内店長は「地域ぐるみで猫を育てる『地域猫』など動物愛護活動はさまざまな形で取り組まれている。興味を持ってもらえたら」と話していた。山本理事長は今後も定期的な開催で、子どもたちが喜び、地域が盛り上がるようにしたいとしている。
