津山交通安全協会(田村正敏会長)は、新河辺交差点付近=岡山県津山市河辺=にパトカーに模した車両を設置し、事故防止を呼びかけている。
津山署によると、昨年度の市内の人身事故件数は199件で、うち17件が河辺地区で発生。中でも国道53号沿いの交差点で多発していることから、同協会が同署などと協力し、ヒマラヤ津山インター店の西向かいの私有地に6月に配置した。運転席には署員に扮(ふん)装したマネキンを乗せ、常時赤色灯を点滅させている。
赤堀猛道事務局長は「ドライバーの視界に入ることで減速したり、周囲への警戒を高めたりなどの効果を期待している。事故の抑止につなげたい」と話している。