パラリンピック選手来校 思いやりの気持ち学ぶ 児童へのメッセージも/岡山・津山市

教育・保育・学校 競技用車いすで実演する生馬選手(右)=岡山県津山市で
競技用車いすで実演する生馬選手(右)=岡山県津山市で
         

 「人権スポーツふれあい教室」が25日、弥生小学校(岡山県津山市大田)で開かれ、5年生64人が国際的に活躍する車いす陸上競技の選手と交流し、思いやりの気持ちや目標に向かって努力することの大切さを学んだ。

 パラスポーツ実業団チーム「グロップ サンセリテ ワールドアスリートクラブ」(岡山市)が協力して実施。パラリンピック3大会連続出場の松永仁志選手兼監督、日本記録保持者で東京とパリパラリンピックに出場した生馬知季選手が来校した。

 生馬選手が競技用車いすに前傾姿勢で乗り、後輪に付いている車輪を力強く手で回して進み方を実演。児童たちは試乗を体験した後、応援を受けながら選手との競走も楽しんだ。

 生馬選手は「4年後のパラリンピックで金メダルを取るためにさらに力をつけたい」と決意を述べ、松永選手兼監督は「今できないことがあっても、あきらめずに毎日練習すれば必ずできるようになる。夢を持って挑戦してほしい」と児童にメッセージを送った。

 津山人権啓発活動地域ネットワーク協議会主催。人権イメージキャラクターの人KENまもるくんとあゆみちゃんも登場した。

競技用車いすに試乗する児童
競技用車いすに試乗する児童

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