岡山県津山市のアルネ津山でこのほど、「津山産小麦のパンフェスタ」(地域商社・曲辰主催)が開かれた。県下最大の生産を誇る市のパン用小麦「せときらら」を活用した人気ベーカリーの逸品がそろい、大勢の買い物客でにぎわった。
市産小麦の認知度向上とブランド確立を図り、開催して3回目。
津山圏域の8店に加えて、倉敷市真備町から「パンポルト」、〝パンのまち〟として知られる総社市から「インダストリー」「ナンバベーカリー」が初めて出品したほか、前回好評だった兵庫県神戸市の「ブーランジェリービアンヴニュ」がブースを構えた。
会場には、クロワッサンなどの定番から、見た目や味に工夫をこらしたオリジナルまで多彩な種類がずらりと並び、午前10時の開店と同時に訪れた人たちはお目当ての品を次々と購入。各店に長蛇の列ができるほどの盛況ぶりだった。
ネコの形をしたかわいらしいパンを買った野村茉央さん(10)は「食べるのが楽しみ。ほかのパンもふっくらしていておいしそうだった。次回もあるなら、絶対に来る」と話していた。