全国で取り組まれている「人権の花」運動の一環で、岡山県津山市の「津山人権擁護委員協議会」(松山幸雄会長)は1日、成名小学校にヒマワリ、サルビアなど6種類の花の種を贈った。
同運動は、植物の世話を通して子どもたちに思いやりの心を育んでもらおうと、1982(昭和57)年に始まった法務省の事業。市では毎年、同協議会から指定を受けた小学校2校が参加しており、今年は成名、喬松小で行われる。
この日、成名小の体育館で贈呈式が開かれ、人権擁護委員ら8人が来校。全校児童99人の前で、松山会長は「花を育てるのは大変だと思う。みんなで助け合いながら頑張ってほしい」とあいさつし、代表の美化委員会のメンバーに種のほか、プランターや培養土、じょうろなどの栽培セットを手渡した。
花が咲き終わった後は、種を採取して来年度実施する学校へ贈る。美化委員長の6年・竹花銀志朗君(11)は「次に取り組む学校にたくさん種を届けられるように、大切に育てていく」と話していた。