米国発祥のニュースポーツ「ピックルボール」の全国大会が東京都で4日開かれ、津山市で活動する「津山クレインズ」から出場した2ペアが一般の部で2位と3位に入賞する快挙を達成した。メンバーは「年齢に関係なく幅広い世代が楽しめる競技の魅力をより多くの人に伝えたい」と喜びを語る。
ピックルボールはバドミントンと同じ広さのコートを使用。複数の穴があるプラスチック製のボールをパドルと呼ばれる板状のラケットで打ち合う。
津山クレインズは社会人と美作大学生の20人で活動している。準優勝したのは荒木大介さん(35)=津山市=と頃安美里さん(30)=同=ペア。3位が平正人さん(25)=真庭市=と福田美波さん(23)=美作市=ペアで、いずれも社会人。
全国大会は日本ピックルボール協会主催の「ピックルボールワンデーミックスダブルス東京大会2022」。一般の部には39組78人が出場し、予選ブロック、決勝トーナメントを行った。荒木・頃安ペアは予選を3勝0敗、決勝は4勝1敗。平・福田ペアは予選3勝0敗、決勝3勝2敗の成績を収めた。
荒木さんは「悔しさはあるが全国2位はうれしいし、2チームとも決勝ラウンドに上がれたことも誇りに感じる」。頃安さんは「ピックルボールを始めて3年になり、自分の力を試す良い機会になった。今回は敗れてしまったけど、新たな目標ができ、今後も切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と話している。
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準優勝と3位入賞を果たした2ペアが活動する津山クレインズ