ピンク色のハスの花が咲き誇る岡山県久米郡久米南町宮地の「宮地やすらぎの里」で15日、第24回「はすの花まつり」が開かれ、あいにくの雨天にもかかわらず県内外から多くの人が訪れ、地域住民らによる多彩な催しや屋台グルメを満喫した。
久米南町観光協会はす部会メンバーらでつくる同実行委が主催する恒例のイベント。ステージでは久米南中学校の吹奏楽、川柳傘おどり、鈴がついた「すず心(こ)」という楽器を鳴らしながら踊る「すず心踊り」などが開かれた。弓削川柳社による川柳投句会もあり「憩い」を題に挑戦する人の姿もみられた。
このほか、山間の田んぼ(約60アール)では「誠ハス」や「大賀ハス」などの品種が次々と開花しており、夫婦や家族連れらが傘を手に、周囲を散策しながら美しい花々をめで、華やかな風景を楽しんでいた。
里帰りも兼ねて毎年きているという同町弓削出身の社会福祉士・香本幸男さん(46)=岡山市=は「何度見てもきれいで地域の誇りとも思える。地元の人たちが力を合わせて盛り上げようと頑張る姿もすばらしい。自分もできることを初めていきたい」と話していた。