テントなど膜材製造のファインアートかわばた(下野田、牛垣和弘社長)は、アメリカ先住民の移動住居として知られる「ティピー」を製品化した。サイズや仕様をオーダーメードできるタイプで、今月からホームページなどでPRに乗り出した。
ティピーは円錐形状に張られ、天井部の穴を煙抜きとして中で焚火をしたり、料理ができるのが最大の特徴。昨年夏に「あば農泊推進機構」の特注品として高さ5・5㍍、直径5㍍サイズで製作したのを機に検討し、コロナ禍の中で全国的にグランピングなどのキャンプ需要が高まっていることを踏まえて展開を決めた。
防水・防炎加工した生地を半円形に近い形状に縫製し、先端近くを束ねて円錐状に立てた乾燥竹(数本〜十数本)のポールに巻くように被せてペグで地面に固定する。さまざまな場でのニーズや好みに応じてデザイン、サイズを変えられるほか、部分的にメッシュの開口部を付けるなどの注文もできる。価格帯の目安は5〜70万円。
牛垣社長(61)は「ワイルドに楽しめて設営も比較的簡単。キャンプ場が配備するほか、イベント会場でシンボリックに活用したり、自家用として庭に設営するのにも向く」としている。
問い合わせは、ファインアートかわばた(☎293677)。
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ファインアートかわばた製品化したティピー
ファインアートかわばた「ティピー」製品化
- 2021年1月23日
- 経済・産業