吉井川漁協(松田安弘組合長)は5日、管内の2支流にフナの幼魚約900匹を放流した。
釣りが難しくなる寒ブナシーズンに合わせて例年実施し、幼魚は奈良県の養殖業者から仕入れた9~14センチ、23グラム平均のヘラブナとマブナ。今回は香々美川と皿川に配分した。
このうち皿川=岡山県津山市=の高尾地内では、バケツから約450匹が放たれ、フナたちはゆっくりと流れの緩い瀞(とろ)場に泳いでいった。
松田組合長は「2、3年もすると良型になり、強い引きでファンを喜ばせてくれるだろう」としている。管内のフナ漁には、3等(年券2200円)の遊漁券が必要。