先月開かれた第34回全国産業教育フェア栃木大会「さんフェアとちぎ2024」の全国高校生ビジネスアイデアコンテストで、津山商業高校=岡山県津山市=が2位にあたる優秀賞を受賞した。
同校は、市内の障害者福祉作業所・らくがきと観光土産品を扱うタナベと連携し、規格外の津山産ショウガを使用したショウガみそ「つしょうがみそ」の企画・販売を行った。フードロス削減や、障害者の雇用拡大などの支援を目的とした商品(1個150グラム、税別550円)で、7月末から道の駅・久米の里で販売している。
コンテストでは「『食』がつなぐ人の輪~フードロスから働く価値を生み出す商品」のタイトルで発表し、高い評価を受けた。同校は「今後もアイデアを深めて継続的な活動を全国に発信したい」としている。
18日には生徒たちは、久米の里で販売した商品の利益4万500円を津山地域自立支援協議会に寄付。「わずかですが活用してください」と手渡した。同協議会は援助が必要な人の「ヘルプマーク」の購入資金として使用する。